復興灯台が照らし出す、いわて三陸の物語。人、風景、モノ、コト…。動き出しているいわて三陸の姿を灯台守たちが丹念に紡いでいく。

2013年5月

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小さな風が、いつか大きな風に

高校野球春季大会沿岸南地区予選。

大船渡東高校の試合前のノックで、

ホームベースの位置に立っていたのは、副部長の佐藤志保子先生だった。

 

彼女は岩手県高校野球において、唯一の女性ノッカー。

住田球場のグラウンドに吹いた小さな風。

 

今までの常識を打ち破る人、過去に築かれた高い壁を乗り越える人。

礼賛の意味を込めて「革命者」と呼ばれる。

そういう志をもった女性が、

東日本大震災で打ちのめされた三陸の町から現れた。

 

佐藤志保子がこらから切り開く道は、

後に続く女性たちの道しるべとなるだろう。

そして、それを自らの身で示していくことは、尊い教育の姿でもある。

今、この三陸に吹く小さな風は、いつの日か大きな風となり、

岩手の空の雲を取り払うものとなる。

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